弱っているサインはある?ハムスターがかかりやすい疾患をご紹介!

弱っているサインはある?ハムスターがかかりやすい疾患をご紹介!

ハムスターはケージを置けるスペースがあれば飼えるため、アパートやマンションでも飼いやすい動物です。しかし、体が小さいため、ちょっとした病気が命取りになってしまうこともあります。健康な状態で飼い続けるためには、病気の兆候を素早く察知して適切な対処をすることが大事です。ここでは、ハムスターが弱っているサインやかかりやすい疾患をご紹介します。

ハムスターが弱っているサインは?

ハムスターは、体が弱っている時にどのような兆候が現れるのでしょう。

ハムスターの寿命

ハムスターの寿命は種類や個体によって異なりますが、一般的には2〜3年間です。一部の種類では4年以上生きることもありますが、平均的なハムスターの寿命は比較的短いものです。ハムスターを飼育する際は、その寿命が比較的短いことを考慮し、短い間でも幸せな生活を提供することが重要になります。

ハムスターを人間の年齢に換算すると?

ハムスターの寿命は短いため、人間の年齢に換算すると急速に歳を重ねていきます。生後10日で人間の1歳にまで成長し、生後2ヶ月で成人します。生後1年で人間の年齢で30歳になり、生後2年では人間年齢の70歳を超えるのです。

ハムスターが弱っている時に見られる兆候

病気や老化でハムスターが弱っている時に見られる兆候は、食欲低下・動きの鈍さ・体重減少・毛並みの変化・下痢などがあげられます。また、瞳に輝きがなくなったり、ぐったりしたりなどの兆候も見られます。

ハムスターがかかりやすい疾患

ハムスターがかかりやすい疾患は、次の五つがあげられます。

皮膚病

ハムスターは、不衛生な環境では皮膚病にかかりやすくなります。ハムスターの耳に寄生するダニによって引き起こされる耳ダニ感染症、環境や食物に対してアレルギー反応を起こすアレルギー性皮膚炎、真菌感染によって引き起こされる皮膚真菌症、などがあります。真菌感染は他のペットや人間にも広がる可能性があるため、早期の診断と治療が重要です。

結膜炎

ハムスターの結膜炎の症状には、目の赤み・腫れ・充血・涙目・目ヤニの増加などがあります。ハムスターが目を擦ったり、かきむしったりする行動を見せることもあります。結膜炎は他の眼疾患や全身性の病気の兆候とも関連している場合がありますので、早めの獣医師の診察が必要です。

不正咬合

ハムスターは成長し続ける歯を持っていますので、歯の異常や歯の成長不良が起こることもあります。噛み合わせが悪いと、食事ができない、口が閉じられないなどの不具合も起こります。歯の長さが異常であったり、歯ぎしりが見られたりする場合には注意が必要です。

腫瘍

ハムスターの腫瘍は、内臓や皮膚などのさまざまな部位に発生します。一般的な腫瘍としては、皮膚腫瘍、内臓腫瘍、およびリンパ腫です。腫瘍ができると、腫れや腫れた塊が形成されたり、食欲不振になったり活動量の低下、呼吸困難や異常な呼吸音などの症状が現れます。これらの症状を示す場合は、獣医師に相談し、診断と治療をおすすめします。早期の発見と適切な治療は、ハムスターの健康を維持するために重要です。

低体温症

ハムスターがかかりやすい疾患の一つとして、低体温症が挙げられます。ハムスターは小さな体を持ち、自身の体温を一定に保つことが難しいため、低温環境に長時間さらされると体温が下がり、低体温症を引き起こすことがあるでしょう。低体温症は重篤な状態に進展することがあり、症状には体の冷たさや活動性の低下、食欲不振や動きが鈍くなることもあります。ハムスターは体温が下がりすぎると、代謝が低下し、免疫機能が弱まるため、感染症にかかりやすくなるので注意しましょう。

ハムスターの健康維持の方法

ハムスターは、寿命が2~3年と短いため、生きている間は健康に過ごしてほしいものです。ハムスターの健康維持のポイントは、次の三つになります。

食事管理

ハムスターにはバランスの取れた食事が必要です。市販のハムスターフードを与えることが一般的で、時折新鮮な野菜や果物を与えましょう。ただし、与える量には注意し、与える食品が安全かどうかを確認してください。また、水容器を定期的に確認し、水が汚れていないか、飲み物がなくなっていないかも確認してください。

環境管理

ハムスターのケージや寝床は清潔に保つことが重要です。毎日、排泄物や汚れを取り除き、定期的に全体を清掃しましょう。また、ハムスターの寝床には適切な材料を使用し、快適さと安全性を確保してください。

ストレス管理

ハムスターは活発な生き物であり、適度な運動を必要とします。ハムスター用の遊具やおもちゃを提供し、定期的に遊ばせることでストレスや運動不足を防ぎましょう。

まとめ

ハムスターは皮膚病から腫瘍までさまざまな疾患にかかりやすいため、病気の兆候を見逃さないよう日常的に体調をチェックすることが大切です。また、健康管理のために適切な環境を用意することも大事です。

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